英語の準備②
続きます。
スピーキング
よくIELTSは対面だから、画面に向かって一人喋るより良いという人もいますが、私個人的にはその利点を全く感じていません。対面の方が緊張することもあるし、面接官が目の前にいたところで会話感はないので(相槌は打ってくれる人もいますが)、基本的に一方的に話している感に違いはないです。
身近なことを聞かれたり、何かについて賛成反対を聞かれたりするのはIELTS・TOEFLも同じですが、私はTOEFLのIntegrated Taskにずいぶん救われた気がします。というのも、私にはライティング以上に、そんなこと日本語で聞かれても困る系質問がスピーキングセクションには多いからです。例えば、休みの日何してるの? とか。音楽教育ってどう思う? とか。
私には、街に住むメリットとデメリットを述べよとか、反抗期って必要かそうでないか、とか言われた方がやりやすいんです(それは私がディベート教育を受けていて、何かお題に対して自分の立場を明確にして意見を述べるということに慣れているからだと思います)。IELTSはTask1は身の回りのこと、Task2は自分の想いや経験を述べるような構成で返答する質問が多いです。Task3はより抽象的な話になりますが。TOEFLのIntegrated Taskは、サマリをするので自分の考えは必要ないのです。そしてTOEFLのIntegrated TaskとIndependentの割合はIntegratedの方が多いので、サマリが楽か自分のことに関する経験をまとめて述べる方が得意かということの方が、このセクションは分かれる気がします。ただしIntegrated Taskは読んだり聞いたりする部分があるので、読み聞きの力が弱いとそこに足を引っ張られます。。
ちなみにスピーキングはBULATSという試験を大学院留学を決意する前に受けたことがあるのですが、下記の換算表通りだったので、BULATSのスコアを持っている人は参考になると思います。
上記リンクはBULATSを持っていなくても、各レベルのスピーカーってどんな感じ? というのがよくわかるので、自分でなんとなくのレンジは把握できて便利です。
リスニング
IELTSよりも私はTOEFLの方が好きでした。
大雑把なので細かい内容聞かれるよりも、ざっくり聞かれた方が良いという私の嗜好もあるし、1音1音を聞き取る能力がないので複数形の罠とか、番号やスペリングの聞き取りがとても苦手です。空欄埋める式だからわかりやすいという声もありますが、私は空欄があるせいでこの文書は何を意味するようにしたらいいのかがわからずどの単語を書いたらいいのかわからないときもあったし、しかもスペリングでたいてい1,2問落としている気がするしIELTSのリスニングつらいです……。
でも、問題集解いてみても、私はリスニングミニマム6.5取ればいいのですが、だいたい7、低くても6.5は獲れることがわかったので、気にしないことにしました。
結局どうしたらいいか
私のおすすめは、まずIELTSの問題集を買って、解いてみて、自分のスコアと自分が取らなくてはいけないスコアを可視化するところからはじめることです。
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リーディングとリスニングのスコアは、この問題集を解いて、何点とったらバンドスコアいくつなのかはここを見ればわかります。
そして解いてみた結果、リーディングやリスニング両方が目標スコアに達していたら、IETLSを受験するでいいと思います。
一方でどちらか一方にでも目標と獲りたいスコアに1.5以上の差があって、下記に該当する場合は、TOEFLも検討していいかもしれません。
- リーディングで時間足りなくて目標スコアと取得スコアに差があるとき
- リスニングが内容はざっくりつかんでるのにその空欄に入るものだけが拾いきれないとか、スペリングミス、数字&単語聞き取り系の問題を落としてスコアに差があるとき
ぶっちゃけ、対策方法に違いがあるので、TOEFLかIELTSかはすごく悩ましい問題ですが、時間をかけて悩むのはもったいないです。
多くの人はIELTSの方が簡単だといっていて、日本人の大半はインプット系が得意、アウトプット系が苦手なので、そこに該当する人は素直にIELTSではずれないと思います。また、ライティング得意でリーディング苦手だと自認していた私でも、IELTSではそういう結果にはならなかったので、IELTSをいったん解いてみて決めることは大事だと思います。