IELTS勉強法①:Reading
今回から具体的に勉強法について書いていこうと思います。参考までに現時点(最後にもう1度受けるか悩んでいるのですが)私のReadingスコアは8.0(初回)→8.0(3か月後2回目)です。初回受験前は1か月真剣に勉強しました。初回で目標スコア突破したのをいいことに何も勉強していなかったことがばればれ……!
Readingに慣れる
最初のこの項目は時間がある人向けになってしまうのですが、問題どうこうの前に、純粋に読む量を増やすとWritingにも生きてくるのと、自分の基礎英語力底上げに役立ちますし、無事に大学院合格した後にもいいと思うのです。ただ時間がない人でそれなりにスコアが出る人はテクニックで乗り切れるセクションな気がします。
Readingに慣れるのに私が一番役立ったと思う方法を以下に書いていきます。
大学院リサーチ
ひたすら大学院HPの英語を読むことになるので、一定期間毎日一定量読み続ければ、間違いなく英語文書を読むことに対する抵抗感を減らし、速度UP&情報をピックアップする技術もいい感じについた気もします。
英語で本を読む
ペンギンリーダーズ(今名前変わったのかな?)は有名な文学を限られた語彙を使って英語で書いている本です。コツは、自分のレベルよりも2~3段階くらい低いレベルの本からはじめることです。目的は慣れることで新しい単語をここで勉強することが目的ではないので、いきなり自分と同じや少し高めから入ると挫折する可能性結構あります。大学院留学を目指すレベルはだいたいB2~C1だと思うので、A2くらいから始めてもいいと思います。そして毎日少しずつ読みましょう。1行でもいいので。
私自身、高校の時英語を勉強するのに、About a Boyという本を読んで、1冊読み切って、しかも英語で本を読んで感動できたことが、すごく大事な成功体験になっています。絶対英語で本なんて読めないと思っていたのに、少しずつ読み進めることで、しかもその1ページは決して理解できない範囲じゃないし、知らない単語もそんなに多くないことが良かったのです。
あとは、出来る限り自分が興味のあるテーマを扱っている本を選ぶこともおすすめです。
TwitterやInstagramでEnglish Nativeをフォローする
出来る限り呟いてくれる人を選びましょう。私はフィギュアスケートファンなので、そのあたりをとっかかりにアメリカのジェイソンブラウン選手、アシュリーワグナー選手やカナダのパトリックチャン選手をフォローしており、たくさんフォローしていると誰かしらが1日に1回つぶやいているので、それを眺めるだけでも何もしないよりマシだと思います。
誰も思いつかない人は……、トランプさんとか…………?
一般的な勉強方法として薦められているのは、CNNとかBBCとかですけど、難しすぎて挫折したり興味持てなくて続かなかったりするので、私は英語をなれるという意味では上記2つの方法が合っていました。
出題形式に慣れる
言うまでもないことですが、問題集解きまくるのはすごく大事です。せめて9~11とかで、1日1パッセージくらいの感覚で解き続けるといいと思います。Readingに慣れるのところでも少し触れましたが、出来る限り毎日触れることが大事だと感じています。せめてテストの2週間前からは頑張りましょう。
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間違えた理由を理解できるまで粘る
これも当たり前の話なので書くまでもないことだと思うんですが、私は頭の出来があまりよくないで、パッセージに出てきた知らない単語は無視したし、SVOみたいな構文分析も一切しなかったのですが、いちばん大事なことは間違えたら間違えた理由を理解できるまで粘ることだと思います。IELTSの公式問題集(上記リンク)は、一切解説してくれないので。。
知らない単語は無視したと書きましたが、知らない単語が理由で本文の意味を勘違いし、解けなかったら、ちゃんと前後を訳して確認するのは大事だと思いますし、語彙が足を引っ張っているなら語彙を強化することはもちろん大事です。単語関係なく意味がわからないと思ったら文法にさかのぼって確認するのもひとつです。英語の文法を習う時は英語で。というわけでこのサイトをおすすめしておきます。
どうしてもわからない場合は無視して、それでも自分の獲りたいスコアが獲れるかを確認し、獲れないと判断したらプロに頼りましょう。BeoやBritish Councilなど色々ありますが、私のおすすめはこれ。
Speaking対策でも使えるので、コスパ最高だと思います。コツはネイティヴプランに申し込み、IELTS対応の先生に予約を取ること。
事前にReadingについて聞きたいとコメント欄に書いておき、写真なり文書なりをSkypeで共有すれば答えてくれます(公式にそういうサービスを提供していると明言されているわけじゃないので、全員OKというわけではないと思いますが、お願いしたら断らない人の方が圧倒的に多いと思います)。
詳細はまたSpeakingについての話で書きます。
助けてYoutube
YoutubeのIELTSについて発信してくれているチャンネルは結構参考になります。通勤やお昼ご飯中等に隙間時間にできるし、Listeningに慣れることにも繋がるので積極的に活用することをおすすめします。このリンクはみなさん悩むTrue, False, Not Givenの説明です。
上記コンテンツがまとまっているページはこちら。
次はListeningについて書く予定です。
IELTS受講のTIPS
前までの記事でTOEFLなの? IELTSなの? について書いたので、ここからは私はIELTSを受けることにしたのでIELTSに特化した記事になります。
次回から勉強法について書いていこうと思うのですが、今日は箸休めという感じでIELTS受講のTIPSを書きたいと思います。
前日や当日の朝について
結構朝早くから試験が始まるので、その時間に起きていることに慣れていない人は、1週間くらいかけて徐々に早起きすることをお勧めします。急に前の日早く寝たところであまり効果ないです。ちなみに、パフォーマンスは本来自分が必要な睡眠よりもたった2時間が短いだけで20%下がるらしいです。
あと、膀胱に自信がある人以外は、前の日の夜からカフェイン類や利尿作用のあるものは避けた方がいいと思います。全般的に水分の飲みすぎには注意、ただし熱中症にもならないように気を付けてください。
早めに行った方がいい?
筆記試験について、現地には早めに行った方がいいと思いますが、セキュリティチェックを受けて中に入ると、試験開始前まで何もないところを見て瞑想するくらいしかすることがないので、暇なことに耐えられない人は入るのは様子見て遅めにした方がいいと思います。あと、膀胱に自信のある方以外は、お手洗いにもギリギリに入ることをおすすめします。ただし、並んでいる場合もあるので、こちらも早めに様子見することは忘れずに。
スピーキングについて、現地には早めに行った方がいいと思います。超大事だと思ったんですけど、スピーキングは待合室にいる間、紙媒体であれば読んで待つことができます。つまり単語集とかスピーキングに役立つ何かは紙媒体で持っていけば直前まで勉強できるということです。
はじめに受けたときは知らなくて、スマホとか全部バッグの中で、うつろな目をして20分ほど天井を見つめていました。持っていくことを超おすすめします。
何を持って入れるの?
原則はえんぴつ、カバーのない消しゴム、パッケージ外したペットボトルに入っている透明な水とパスポートのみです。
何か持ち込みたい人は病気が理由だと診断書がほぼすべてのケースで必要っぽいので、ご注意を。期限が決まっているのでそれまでに問い合わせしてみるのがいいと思います。
※ちなみに一度診断書を提出して、同じ理由で何か持ち込みが必要な場合、その後受験するときにも申請すれば診断書不要らしいので、複数回受けないとダメそうで何か必要な人はさっさと診断書出した方が快適だと思います。
個人的なおすすめはえんぴつをたくさん持っていくことと、ティッシュは挙手すると貰えるので貰っておくことです。
えんぴつは途中でもお願いしたら削ってもらえますが、時間ロスなので、私みたいに尖ったえんぴつラブ&筆圧強めの方はたくさん持っていくと幸せになれます。
ティッシュはいつ何があるかわからないので、何かあってからティッシュを貰うとそれもそれで時間ロスなのでとりあえず貰っておいた方が安心です。
筆記試験終了からスピーキング開始時間までの時間つぶし
レアジョブ等に代表されるSkype英会話を使っている人は、スピーキング始まる前にレッスンを入れて話すことをおすすめします。緊張も解れるし、英語をしゃべる脳に切り替えることができます。問題はどこで? ということ。
私のおすすめはカラオケボックスです。カラオケの方がどこにでもあると思うので無難でしょうか。音切ったらただの密室で、隣から歌声が聞こえてくることもありますが、イヤホン等で英会話する分には気にならない程度だと思います。
ごはん食べて、レッスン受けると、会場からの移動も含めてだいたい1時間30分くらい潰せます。それ以上時間がある人は、そのままカラオケで一人歌ったり、ネカフェでまったりしたり、カフェで仕事なり勉強なりしたらいいのではないでしょうか。
では次から具体的な勉強法の話をしていこうと思います。
英語の準備②
続きます。
スピーキング
よくIELTSは対面だから、画面に向かって一人喋るより良いという人もいますが、私個人的にはその利点を全く感じていません。対面の方が緊張することもあるし、面接官が目の前にいたところで会話感はないので(相槌は打ってくれる人もいますが)、基本的に一方的に話している感に違いはないです。
身近なことを聞かれたり、何かについて賛成反対を聞かれたりするのはIELTS・TOEFLも同じですが、私はTOEFLのIntegrated Taskにずいぶん救われた気がします。というのも、私にはライティング以上に、そんなこと日本語で聞かれても困る系質問がスピーキングセクションには多いからです。例えば、休みの日何してるの? とか。音楽教育ってどう思う? とか。
私には、街に住むメリットとデメリットを述べよとか、反抗期って必要かそうでないか、とか言われた方がやりやすいんです(それは私がディベート教育を受けていて、何かお題に対して自分の立場を明確にして意見を述べるということに慣れているからだと思います)。IELTSはTask1は身の回りのこと、Task2は自分の想いや経験を述べるような構成で返答する質問が多いです。Task3はより抽象的な話になりますが。TOEFLのIntegrated Taskは、サマリをするので自分の考えは必要ないのです。そしてTOEFLのIntegrated TaskとIndependentの割合はIntegratedの方が多いので、サマリが楽か自分のことに関する経験をまとめて述べる方が得意かということの方が、このセクションは分かれる気がします。ただしIntegrated Taskは読んだり聞いたりする部分があるので、読み聞きの力が弱いとそこに足を引っ張られます。。
ちなみにスピーキングはBULATSという試験を大学院留学を決意する前に受けたことがあるのですが、下記の換算表通りだったので、BULATSのスコアを持っている人は参考になると思います。
上記リンクはBULATSを持っていなくても、各レベルのスピーカーってどんな感じ? というのがよくわかるので、自分でなんとなくのレンジは把握できて便利です。
リスニング
IELTSよりも私はTOEFLの方が好きでした。
大雑把なので細かい内容聞かれるよりも、ざっくり聞かれた方が良いという私の嗜好もあるし、1音1音を聞き取る能力がないので複数形の罠とか、番号やスペリングの聞き取りがとても苦手です。空欄埋める式だからわかりやすいという声もありますが、私は空欄があるせいでこの文書は何を意味するようにしたらいいのかがわからずどの単語を書いたらいいのかわからないときもあったし、しかもスペリングでたいてい1,2問落としている気がするしIELTSのリスニングつらいです……。
でも、問題集解いてみても、私はリスニングミニマム6.5取ればいいのですが、だいたい7、低くても6.5は獲れることがわかったので、気にしないことにしました。
結局どうしたらいいか
私のおすすめは、まずIELTSの問題集を買って、解いてみて、自分のスコアと自分が取らなくてはいけないスコアを可視化するところからはじめることです。
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リーディングとリスニングのスコアは、この問題集を解いて、何点とったらバンドスコアいくつなのかはここを見ればわかります。
そして解いてみた結果、リーディングやリスニング両方が目標スコアに達していたら、IETLSを受験するでいいと思います。
一方でどちらか一方にでも目標と獲りたいスコアに1.5以上の差があって、下記に該当する場合は、TOEFLも検討していいかもしれません。
- リーディングで時間足りなくて目標スコアと取得スコアに差があるとき
- リスニングが内容はざっくりつかんでるのにその空欄に入るものだけが拾いきれないとか、スペリングミス、数字&単語聞き取り系の問題を落としてスコアに差があるとき
ぶっちゃけ、対策方法に違いがあるので、TOEFLかIELTSかはすごく悩ましい問題ですが、時間をかけて悩むのはもったいないです。
多くの人はIELTSの方が簡単だといっていて、日本人の大半はインプット系が得意、アウトプット系が苦手なので、そこに該当する人は素直にIELTSではずれないと思います。また、ライティング得意でリーディング苦手だと自認していた私でも、IELTSではそういう結果にはならなかったので、IELTSをいったん解いてみて決めることは大事だと思います。
英語の準備①
具体的な準備として、私が一番最初にしたことは、リサーチした内容を眺めて、IELTS/TOEFLで何点とればリサーチした学校すべてにアプライできるのかを確認することでした。
そこでまず考えなくてはいけないのは、IELTS/TOEFLどっちにする問題です。私は大学の交換留学をするときにTOEFL iBTも受けていて、大学院留学はIELTSを受験したので、どちらも受験した立場から2つの試験を比較してみたいと思います。
まずは換算しよう
実は私も物凄く悩んで、IELTSの勉強を始めた後も一度TOEFLに変えるべきか考えたことがあります。でも最終的な決め手は、TOEFLとIELTSのスコアを換算すると、取らなくてはいけない最大のスコアに関してはIELTSの方が難易度が低いことでした。
TOEFL: For Academic Institutions: Compare Scores
こちらでIELTSとTOEFLスコアを換算できます。リサーチの過程でTOEFL・IELTSどちらにするか決めていない人は両方のスコアをメモっているはずなので、何点取ればどの大学院にもアプライできるのか、というTOEFL・IELTSスコアを換算すれば、どちらが簡単なのか図ることができます。
何が得意ですか
私の学部時代のTOEFLでのスコアは、
ライティング≧リスニング>スピーキング>>>>リーディング
でした。各スコア最大30点で、私のライティングは一番良くて25、悪くても23で、自分がリサーチをした限りでは、その時のスコアでさえ、私が行きたい大学院のセクション別ミニマムに引っかかることはありません。学部時代英語関連の専攻をしていたのですが、必須科目にAcademic Writingがあり、飛び級的な措置を受けたほど、私はライティングを得意にしていました。一方でリーディングはいちばんひどくて2点(!!!!)、だいたい10点程度と非常に低く、物凄く苦手にしていました。
では、大学を卒業して6年経過した私が、IELTSを受けたらどうなったかというと、こうなりました。
リーディング>>>リスニング>スピーキング>>ライティング
リーディングはだいたい8.0で7.5を下回ったことは今のところありません。
なぜこうなるのかというところを次から見ていきたいと思います。
リーディング
IELTSの方が語数は多いので、読むのが遅い人はIELTSの方が難しいと感じるかもしれません。
一方で速度に問題がなければ、多くの人がTOEFLの専門的で学術的な文書よりも、IELTSのより一般的な文書の方が読みやすいと思うでしょう。
知識がある内容であれば単語を知らなくても推測できるから読みやすいし、知識がないものであれば読みにくいものです。私は特に語彙はあまりない方だと思うので、IELTSとTOEFLでこれだけの差がついたと思います。
ライティング
IELTSのライティングはお作法ががっちり決まっており、それに則って書かないと6.0以上を獲ることができないようになっています。文法や語彙がどんなに問題なかったとしても、です。
なのでIELTSのライティングは、お作法を守って書くという練習を何度も繰り返すことによってしか、得点アップを望むことはできません。
更に、TOEFL時代に時間が足りないと思ったことは一度もありませんが、IELTSでは時間が足りない場合の方が多いです。幸いにも今まで本番の試験で時間切れになったことはありませんが、家で練習しているときは全く終わっていません。これはタイプか手書きかという違いが大きく、タイプの方が早いというのもありますが、簡単に消したり追加したりできないことが大きいと感じています。
ただ言い換えれば一定以上の基礎がある人は、お作法さえマスターすればぐっと目標スコアに近づけるはずなので(セクション別スコアどんなに高くても7、難関校で多いのは6.5、その他大多数の大学院で6.0以下という感じなので)、勉強のしやすさという意味ではIELTSの方が良いかもしれません。
長くなったので次に続きます。
最初にしたこと:リサーチ(番外編)
今日は番外編ということで、リサーチをする際に参考になったサイトやフェアをご紹介したいと思います。
QS World MBA Tour Tokyo
まだMBAを考えていた時にブックマークしていたフェアです。行っていないので内容は残念ながらご紹介できませんが、それなりの頻度で実施していて、学校の人と直接話せるので、一通り自力でリサーチを終えた後に、優先順位を決める参考に行くのがいいと思います。
Beo 留学フェア
ご存知Beoの大学院留学フェア。
Beoは出願代行サービスやカウンセリングを行ってくれるので、大学院留学を考えるならカウンセリングはお願いしても損はないと思います。フェアにはまだ行っていませんが、カウンセリングはして頂きましたし、こちらのサービスを利用しています。
タイムラインを引いてくれるので、いつまでに何をしなくてはいけないかが明確になるのと、出願代行はとてもありがたいです。それから、Beoのパーソナルぺージを見ると、何をしなきゃいけないかも明確に書いてあるし、色々な提出物の合格したサンプルがあるのでとても参考になります。
ただ、有料のサービスに切り替えないと、結局リサーチの大部分や大学への問い合わせ(特にMBA等で、私の経験でも応募できる?的なやつ)は自力で行わなくてはいけないので、タイムライン引いてもらう以外には、自分で調べたけどわからないことを聞いたり(ただし自分で問い合わせてねという結論になる可能性もいっぱいある)、大学院の人とコネクションが強いので実態どうなの? という話を聞けたり、あとは(私には一番大きいことは)私が出願しようとしている大学院って挑戦校/実力相応/抑え的な割合でいうとどうなの? みたいな感覚値を聞いたりすることができる、というくらいの心構えで利用するのが良いと思います。
大学院留学コンサルティング セミナー/Youtube
私は大学院留学コンサルティングのセミナーにはタイミングが合わずいけなかったのですが、Youtubeにアップロードしてくれているのでとても参考になりました。
ご紹介した前の2つはリサーチ後に主に利用した方がより有意義だと思いますが、この大学院コンサルティングのセミナーはリサーチ前に利用しても得られるものは大きいです。
私もリサーチ途中に見たのですが、リサーチ開始前に本を読んで、リサーチ途中にこちらのYoutubeを見たことで、より知識が整理されましたし、最新の状況(傾向)をキャッチアップできるので、無料で公開してくれるなんて……! と感激しました。
最初にしたこと:リサーチ⑤
というわけでリサーチした方が良い項目の続きです。
出願関係
すごく大事。当たり前の項目ばかりですけど、一応書いておきます。
- IELTSのスコア:OA以外にセクション別要求あればそれもメモしました
- TOEFLのスコア:私は基本はIELTSで考えていたのでこちらはセクション別はメモしませんでしたが、セクション別要求しているところ結構あるので、どちらも考えている方はちゃんと確認してメモした方が良いです
- 職歴:MBA考えている人はマストです。注意したいのは、マネジメント経験X年みたいな要件を出しているところで、書き方が曖昧&自分が該当するか不安な場合は出願する前に問い合わせした方が良いので、フラグつけておいた方がいいです
- エッセイ:オーストラリアはちょいちょい要求しているところ見ました
- 推薦状:1通なの? 2通なの? 大学から貰わないといけないの? それとも職場だけ? というところも確認しておいた方がベターだと思います。私は大学卒業してそれなりに経っているので、大学から推薦状貰わないといけないところは黄色信号でした
- GMAT/GRE:私はGMAT・GREを要求するコースは受けない! と心に決めていたので、不要かどうかをメモして終わりましたが、もちろん必要で受ける気がある人は点数とかもメモりましょう。
- GPA:国によって表記が違うので、元の値もリストに残しつつ、変換してほかの大学院と比較したり自分の大学の成績証明書の表記と比較したりしやすいような表記に統一すると良いと思います
あと、イギリスの場合はBeoで大学院別の入学難易度を書いてくれているので、それも良い目安になります。
とはいえ、自分のスペックと揃えた出願資料で、どこまで狙えるの? みたいなところは判断しにくいので専門家に頼らざるを得ないかなーと考えています。
その他
大学やコース以外とは関係ないですが、生活費はだいじです。
寮と大学の費用だけはここまでのリサーチでカバーできても、生活するのにいったいどのくらいかかるのかという考慮がないとトータル費用が出せないので、検討する上では必須だと思います。
それから、国を絞るときの項目に書き忘れたのですが、今後もその国で暮らしたり仕事をしたりということを見越して留学を考えている方は、ビザ要件も確認するといいと思います。
例えばオーストラリアで働きたいと思ったときのビザはポイント制で、オーストラリアで最低2年かけてマスターを獲ると、3ポイント得られたりします。
>A Masters degree by research or a Doctorate degree from an Australian educational institution that included at least two academic years in a relevant field.
https://www.border.gov.au/visas/supporting/Pages/skilled/the-points-table.aspx
私は休職を考えているので、見ていないのですが、大学院卒業後の就労ビザ要件は国によって全然違うと思うので、考慮ポイントに成り得るなと。
同じく奨学金もですね。奨学金は大学院単位で設定されているものもあれば日本で募集しているものもありますが、日本で募集しているものは国が限定されていたり、IELTSのスコア要件があったりするので、大学院・コース選びの時点から見ておくと早めに行動できるのでアドバンテージになると思います。
リサーチの話はこれでだいたい書き切ったので、次は具体的な準備の話をしていこうと思います。
最初にしたこと:リサーチ④
というわけで、リサーチする際にメモした方が良い項目一覧を説明します。
ソースとなるコースのURL
これ本当に大事です。なぜかというと、どんなにリサーチがうまくできたとしても、コースページに一回しかアクセスしないなんてことはありえないからです。
私自身はそもそもリサーチ漏れが結構あって何度もアクセスしたのですが、その時にいちいちGoogleで大学院とコース名で検索することを思うと、エクセルにURL貼ってあるだけでとっても時短になります。
もちろんいよいよ本格的に出願準備を始めようと思ったら、年度によって案内が違うようなので、もしかしてもしかするとURL自体変えてくるような学校もないとはいえないので、コースページじゃなくて大学院のトップのURLに切り替えた方が良いかもしれません。
コースの基本情報
これは自分が出願する大学院を決めるために、どんな情報が必要かということに尽きるので、人によって大きな差がでるところだと思います。
多くの大学院留学情報サイトで、カリキュラムを見ることを強く推奨していて、私も眺めていると専攻の名前は同じなのに蓋空けてみたら結構違うみたいなことを目の当たりにしているので、カリキュラムは見た方がいいです。
とはいえ、最初からカリキュラムを見て絞るよりは、もっと簡単なもので絞った方が良いと思ったので、初期のリサーチではカリキュラムに関する項目はリストに入れませんでした。(というか、カリキュラムはある程度コース数が絞れてからHPで見比べて、まとめ方をちゃんと考えてから整理したが良いものだと思うので、そういう頭使わないといけないものは後回しというだけです。ぽんこつなのですぐ頭がパンクするからです)
自分がリサーチした項目はこんなものです。
- 期間:MBAなら2年、それ以外なら1年半と決めていたので、私には大事でした
- コース認定:MBAならトリプルクラウンを持っているビジネススクールが良いと思います。MBA以外でも何かしら認定なり指標がある場合が多いと思うので、参考になるかと思います
- 拘りたい科目の有無:カリキュラム後とか言ったそばからアレなのですが、私はすごく受けたい科目があったので、それがあるかどうかだけは確認しました
- 費用:おかねだいじ
- 場所:必要な理由は次の項目で説明します
大学の基本情報
先に大学じゃないの? という突っ込みがきそうですが、実際のHPを使ったリサーチでは順番的にはまずコースページ見てから大学情報を見ていたのでこの順番で書きました。
- ランキング:これは前回のリサーチ③で既にとってきているはずなので、VLOOKとかで充てればすぐに出ます。これで切り捨てる人はサクッと切り捨てましょう
- 寮の有無:これを調べるために場所が必要です。多くの大学院はひとつの国の中に複数キャンパスがあって、オーストラリアとかは結構場所が離れていたりするので、寮があるかを調べるためにはコースが開講される場所を知らないといけないのです
- 寮の料金:おかねだいじ
寮については、寮以外に住むことを考えている方はもちろん関係ないですが、交換留学生だった時のオンキャンパス寮生活を思うと便利すぎて最高だったので私は全力で寮をおすすめしたいです。
それから、私はパーソナルスペース超広めなので、ベッドルームはもちろん1人がいいし、できればトイレとお風呂も共有したくないので、そのあたりも確認しました。キャンパス外だと、歩いて20分みたいな場所にあったりもするので、本当に通えるかは確認した方がいいです(私はバスとかないのに歩いて20分は死んじゃう)。
ちなみに学部生だとごはんついてる寮があったりしますが、postgraduateは基本そういうのないのでご注意を。まだ調べてない(これから調べるかもちょっと未定)ですが、アメリカとか調べる場合は、食料調達できる場所までの交通機関確保できるかは死活問題な気がしています。車ないと駄目とかになると、費用もっとかかるのかなーと思うので。
長くなってきたので続きます。