最初にしたこと:リサーチ③

というわけでリサーチの続きです。

前回は国選びのお話を書いたので、今回は大学院選びの話から。

 

どんな大学院に行く? 問題

私はこれから海外で働くことも視野に入れていきたかったので、誰も知らないような大学院に行っても仕方ないという気持ちがありました。なので、わかりやすくランキングに頼りました。

www.timeshighereducation.com

ちなみにこのランキングは国や領域でもざっくり絞れるので重宝しました。

私はとりあえずExcelに候補の国ごとにTOP100まで貼り付けて、リサーチをする母数としました。

 

番外編:コースの期間で大学院を絞りたいんだけど

すごく稀なケースだと思いますが、私はExcelの大学院リストを眺めたときに、

MBAなら2年、MBA以外なら1年で卒業したいんだけど、そういうコースを開設してる大学院ってどこなの? いっこいっこ大学院を調べるしかないの?」

と絶望しました。

ちなみに大体、アメリカとカナダは2年、オーストリアは1年半、イギリスは1年という目安があり、私の第一候補の国グループはオーストラリアだったので、MBA以外のコースは1年で終わるものが知りたいと思っていました。どこかにオーストラリアのコースと終了までの期間一覧ってないの? と思っていたら、ありました!!

http://cricos.education.gov.au/Course/CourseSearch.aspx

超便利で感激しました。もちろんこの一覧で1年だったとしても、ちゃんとHP見て確認しないといけないんですけど、HPに2年とか書いてあるものはそのコースのリサーチをする必要がなくなるので、本当に助かりました。

 

次回はリサーチをするときにどんな項目をメモっておくべきかを書こうと思います。私は最初にリストを作った時に項目漏れがあったせいで、何度か同じコースのHPをうろうろすることになりました……。

最初にしたこと:リサーチ②

というわけで、どこの大学院のどのコースを行きたいか考えるべく、リサーチを開始しました。

あ、前提なのですが、英語で書かれたHPとひたすらにらめっこすることになるので、どこか適当な大学院の適当なコースのページを眺めてみて、無理だと思ったらとりあえず英語力をなんとかすることから始めた方が良いと思います。

前回のページで紹介した本にも確かそんなようなことが書いてありましたが、私みたいに国さえ定まっていないと、本当に膨大な量のページにアクセスして読むことになるので、本当に苦痛だと思います。

リサーチを始める前に

リサーチを始める前に知っておいた方がいいと思うことを書いてみます。

まず、最終的に出願する学校の数は最大でも6校くらい、だいたい3~5校をお薦めしているみたいです。どこ情報かは忘れましたが、追い追いそういう情報を提供してくれるところについても書くので、気になる人はそのあたりを見てください。

もちろんこの大学院じゃないとダメという拘りがある方はその限りではないでしょうが、それ以外の方は、リサーチをする目的は、出願する先の3~5校を決めるということです。

なので、どのくらいリサーチをすれば良いのかは、自分の納得のいく3~5校を見つけるまでということになります。

 

私は、自分が後悔しない大学院留学がしたくて、結構徹底的にリサーチをした方だと思いますし、その方法をこれから書いていきますが、全員が全員そうしないといけないわけでもなく、最初同じ方法を選んだとしても調べているうちに目的が達成できればその時点でやめてもいいわけです。

 

なぜこの前置きを書いているかというと、私が行ったリサーチはなかなかに大変な作業だったからです。

リサーチは、コースによって入学要件も提出する書類もFeeとかも違うので、コース単位でリサーチすることになります。

そうすると、候補となる大学院の数と候補となる専攻の数の掛け合わせで決まるわけですが、候補となる大学院にめぼしがついていない場合には、まず候補となる国×国に存在する平均的な候補となり得る大学院の数分の大学院を浚っていくことになるわけです。

なので、例えば行きたい国が決まっていて、大学院もランキングX位以上みたいなそれなりに数を絞れる条件が明確なら、TESOLもいいけどMBAもいいしエンジニアリングもいいな、みたいに専攻の候補がいくつあっても大したリサーチ量にはならないので、そんなの書類をそろえはじめる手前までに決めたらいいと思います。

だけど、行きたい国も決まってなくて、大学院の条件も特に決めてないし、専攻も決めてないとなると、リサーチのとっかかりもないし、何かしら絞らないと本当に果てしない旅になります。あとそんなに決まってないことが多いとモチベーション保つのも大変だと思います。なので、自分のリサーチに裂けるキャパシティを考えた上で、少しずつでも絞り込む方法を考えていくことを激しくおすすめしたいです。

参考までに自分は国決めてない×大学院条件も特に決めてない×専攻ブレブレ(2つで悩んでいた)という状態からはじめて、約150近くのコースを調べてとても疲れたのと絞り込むのも途方もない作業だったので、だいたい30~50くらいになるようにするとそこまで疲れなくて良いんじゃないかなーと思いました。

 国どうする? 問題

ちなみに今もまだ決まっていません。決まっていませんが、おいおい考えればいいと思うので、まずは調べましょう。リサーチの時点では判断しない。切り捨てるのも選び取るのも情報さえあればいつでもできます(私みたいにこの年までに! というのがなければ)。

とはいえ何も決めてないのは大変すぎるので、私はこんな国に行きたいという条件を書き出してみました。()内は優先度。

  • (高)水止まるとか何かあった時に医療が受けられないとか思うとそれなりな先進国がいい
  • (高)外務省の渡航安全HPを基準にして治安が悪いところは避けたいな……内戦に巻き込まれて死ぬのはちょっと嫌かも
  • (低)できれば英語が第一言語の国の方が、日常生活に困らない気がする
  • (低)寒いところとか日照時間が極端に少ないところとか行くと凍死するか鬱になって死ぬ気がする

こんな感じで、第一候補グループはオーストラリア、ニュージーランドシンガポールに決まりました。第二候補グループがアメリカ、カナダ、イギリス。そして第三候補グループがヨーロッパの北過ぎない国(超ざっくり)。

どこまで調べるかは自分の気力との闘いです。もう嫌だとか、もうこの情報の中だけで行きたい大学院・コースを決められる! ということであれば、第一候補グループだけでさっさと終わらせるのもいいし、決められなかったら第二、第三まで掘り下げていくことになります。

 

とりあえず今日はここまで。

最初にしたこと:リサーチ①

大学院留学をしたい! と思い立ったはいいものの、何からしていいのか全くわからなかった私は、Kindle Unlimitedで大学院留学をした人の本を読み、次にその中で推薦されていた本を読みました。

大学院留学体験記はネットにも色々落ちていますが、個人的にはとっかかりとして、この本が体系建てられていて本当に参考になりました。

最新版 大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ (アスカカルチャー)

最新版 大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ (アスカカルチャー)

 

何したらいいかがわかる、それが何よりこの本で嬉しかったことです。

私は会社の休職制度を使っていく予定なので、条件付き合格になってしまうと、休職できる最大の期間が決まっていて、その期間の問題が出るなと思ったのですが、英語の点数足りなくても大学院留学はできる! というのも目から鱗でした。

さらに、GMATとか絶対ムリ! 数学とか超苦手だったし一体何年やってないのよ? そんなの勉強してたら私おばあちゃんになっちゃう(という恐怖がちらついて結局続けられない)と思っていて、それが一番のネックだと感じていましたが、GMAT必要ない大学院も国を選びさえすれば多いということを知れたのもありがたかった。

 

交換留学をした時はTOEFL ibtで物凄く苦労したので、またTOEFLか~~と思っていたのですが、この本を読んでIELTSという選択肢を知りましたし、とにかくあらゆる面で、大学院留学したいけど無理かな? 何したらいいかな? という不安をほぼ全て取り除いてくれた本でした。

 

というわけで、この本を読み、私はとりあえず行きたい大学院を考えて、その出願要件を調べる作業に取り掛かるわけです。これが結構大変でした。それはまた次回へ。

大学院留学を思い立ったきっかけ(自己紹介を兼ねて)

とりあえず、これまでに大学院留学に向けて私がしてきたことを振り返ってみたいと思いますが、今日はいったん、自己紹介もかねて大学院留学を思い立ったきっかけを書いてみます。

 

もともと子供の頃から、私の周りには英語やフランス語をきれいに喋る大人が複数いて、その人たちをすごく尊敬していたこともあり、昔から外国語や特に英語を母語とする国への憧れは人一倍ありました。超余談ですが、私の初恋の男の子も、小さい頃の旅行先で知り合ったカナダ人の男の子です。

それから、いじめを受けていたことはないものの、学生時代ずっと学校やふつうの女の子の友達の輪になじめなくて、今思えば私の協調性にもたぶんに問題はあったのですが、当時の私は、それを日本の過剰な同調圧力って気持ち悪いと解釈し、外国に行けばすべてが解決するような期待を持っていました(もちろんそんなわけない)。

 

そのような背景もあり、中学・高校と英語が得意だった私は、大学生になると英語を第一言語とする国に1年間交換留学をしました。

人間関係の問題が全部解決するかっていうと、当たり前ですがそんなことは全くなかった。同調圧力は感じない代わりに、自分って面白くない・つまらない人間だなという現実に気づきました。それは英語を喋れない(それまで得意だと思っていたものが、英語母語話者や自分とおなじくらい英語を得意にしている英語第二言語話者に囲まれて、それがただの最低限のラインでしかないことに、当たり前だけれどもつらい現実に気づいて)ということももちろんだけれど、あなたはどう思うの? という問いかけに対してうまく議論に入っていくことができなかったからです。

日本を飛び出したら、日本人の平均よりはちょっと英語ができるけどそれ以外はまるで普通&自分の母国のことを理解していない(←ここ大事)の人間なんて、どこにもいるし、自分の価値ってなんだろう? ということを本気で考えさせられる機会でした。

 

交換留学生としての経験で得たいちばんの気付きは、知らないことを知ることはこんなに面白いことなんだな、ということです。日本にいたときも、平均的な私の大学の学生よりはまじめに勉強していましたが、自分で疑問を設定してそれを調べて発表する、そしてFBを貰うということがすごく楽しかったのです。

だから本当は就職でなく研究者になりたいと思って、そのまま大学院に行きたいと思ったけれど、私の専攻は文系だしお金にならなさそうな分野なので、それじゃあ食べていけないと思い、とりあえず就職しました。

 

外資系の会社に就職して、しばらくは大学院のことなんてまったく考えていなかったのですが、MBAをとるために休職して戻ってきた先輩の話を聞いてから、MBA行きたい!!と思うようになりました。MBAなら(お金になる形で)大学院に行ける!と思ったからです。

 

そこで社会時3年目くらいの時に大学院入学のことを調べるのですが、日本の大学院の場合は、少なくとも私の調べた限りにおいては、何を研究したいかを決めて入学しないといけないかったのです。

学部時代勉強していたこととは違うし、研究したいこととか言われても……。ただもっと仕事に生かせる理論とかケースとかを学びたいだけなんだけどそれじゃダメなの? というのが素直な気持ちだったので、なんとなくもやっとしながら寝かせてみました。

 

社会人5年目になって、少し仕事が落ち着いて、夜と土日でMBA行けるかもという希望を持ち、とりあえず某大学院のMBA科目をいくつか履修してみることにしました。

すごく楽しい授業もあった一方、これじゃない感もどこかあって(その授業は理論的過ぎて自分には生かし方がさっぱりわからなかった)、とりあえず完走はしたものの、日本でMBAを受けたいと思う気持ちは減ってしまいました。

 

そしてさらに1年が経過し、懲りずにMBAについてネットサーフィンしていたところ、海外のMBAはリサーチじゃなくてコースワーク主体のものもあるという情報をつかみ、大学院留学っていいじゃん!!!と思い立って今に至ります。

はじめに

はてなではジェナと名乗ることにしましたが、純日本人のアラサー女です。

 

タイトル通り大学院留学を目指しているのですが、

何年に留学するのかもどこ(国も大学も)に留学したいのかも決まっていません。。

 

モチベーション維持と、最近忘れっぷりが激しいので記録と、

それから将来同じ道や近い道を歩む人が何か少しでも参考になればいいなと思ってブログをはじめました。

 

大学院留学とは全く関係ない記事を書く可能性もありますが、

お付き合いいただける方は生暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです。